旅の話。

2004年4月5日 旅行
皆様モツカレ〜(by Natsuサン)

といって、思ったこと。モツカレーは美味いのでしょうか?>Natsuさん
ちなみに牛スジカレーなら食ったことあります。美味いんですが、冷えた鍋の中で牛スジの油でカレーがしっかり凝固して、蓋を明けた時ぎょっとします…。

何かを想像したので閑話休題。

昨日友達に旅行の話をしていて思い出した話。

昔英国行きのトランジットでモスクワに13時間程足止めを食った時の話。
八月のソ連(当時)は暖かかったです。路肩に雪が1M積み上げられてても夏です。薄い長袖2枚で過ごせます。
その証拠にトランジットのホテルのシャワーは「夏季の為お湯はでません」と書いてありました。ちなみにホテルのトイレは流れません。
シャワーに回す水があったらトイレに回せ。

そんなトランジット用のホテルに入りました。
寝られればいいか〜と同行の仕事仲間と寝ようと思ってベッドの布団をはいだ時、黒い物体が

サ サ サ……

っと数匹逃げました。ハイ。ゴキ○リです。

そのまま布団を戻した事は言うまでもありません。
時間にして21時頃だったので腹も空き、レストランに行くと現地の人がダンスを踊り狂っていました。
結婚式の二次会だったのです。

テーブルにつくとウェイター(マネージャーかも)が
「結婚式で食材を使い果たしたので食事は用意できません。パンとワインならあります」
と、たわけた事を言うので仕方なくワインを頼みました。酔っ払って寝た方がマシだったからです。

さて、そのホテルは英国へ芝居関係のフェスティバルに参加する日本人団体客が60人ぐらい泊まっていました。かく言うワタシもその為の仕事で一緒でしたが、そんな訳でそこにはほぼ40人くらいの見知った人が一緒でした。
その誰もが席につき、ワインを待っている様子。

2時間経ちました。
でも誰のところにもワインは来ません。そして披露宴は宴たけなわでございます。
そこでぶち切れた自分は席を立ち、そこを出たのでございます……ふざけんな。

処でそのホテルにはコンビニがついていました。まあ、売店という奴ですね。「コンビニでチョコレートでも買うか〜」と言ってみんなで行くと
『日本円使えます』の文字が。
ソ連への入国をしていないのでもちろん換金をしていない自分達にはあり難い言葉。早速店に入って菓子類を物色し買おうとした同僚がレジで

「8000円です」

と日本語で言われました……はぁ?
その時のソ連は確かにヒドイインフレだったが、日本の100円の板チョコが8000円は有り得ないだろ!?
ちなみに英国ポンドだと2ポンド(当時のレートで340円位)だという……。
英国ポンドを持ってる自分は2ポンドを同僚に貸し、自分はもう買い物をする気も失せて、例のベッドで寝たです。
えぇ、あのベッドです。
もうどうでもいいくらい疲れていたので服を着たまま寝ました。
さすがに脱ぐのは嫌だったんですね。この辺が最後の理性。

朝は6時には空港に行かねばならないので5時に起きました。朝ご飯として袋一杯に入ったスナック菓子とチョコレートが配られた時は既にうんざり。それをバッグへ押し込み空港に向かったのです。
(そしてそれは最終的に土産として家族の手に渡ったのでした)

空港がまた酷いんです。トイレの水が流れない位ならいいけど(良くない)、扉が閉まらないのもいいけど(いくない)、扉がアリマセン。
でもその周りの免税店では高級ブランドが売ってる。

それが当時のモスクワ国際空港の実態でございました。
それは今から9年程前で、それっきりロシアの地を踏むまいと思ってるので変わったかもしれません。
もう2度とモスクワ経由は嫌だと思ったね。
(が、帰りもモスクワ経由だと言う事をその時は忘れていた)

処でこの航空会社(アエ○フ○ート)ではトランジットの際、よく物が盗まれます。
この時は成田→モスクワで飛行機を乗りかえ、その後モスクワ→パリ→ロンドンと入るので荷物は持ち出せず、飛行機会社の人がヨーロッパ線に荷物を積み替えるのですが(他の会社でも同じ)、この会社の場合その荷物積み替え時に日本人の荷物は稀に(しばしば)盗難に遭います。

この時も盗難に遭った人がいました。
彼はかのラフ○ディオ・ハーン(小○○雲)氏のお孫サンで一緒に英国に行ったのですが(あの人の場合は帰る、が正しいのか?)
行きに盗難に遭い帰りも同じように盗難に遭ってしまった、ある意味とてもついてる人でした。
「新しいトランクは狙われるからねぇ」と苦笑していらっしゃったが…それを教訓に今でもボロなトランクのおかげで一度も狙われた事はアリマセン。安っぽいトランクで良かった(違)

処でこんなアエ○フ○ートですが、機内食がめちゃめちゃ美味いです。
量も多いです。なのでメシだけなら食ってもいい。
でも60歳くらいのフライトアテンダント(♀)がいます。通路を歩いてきた時はさすがにギョッとて凝視してしまいました。
それはさながら香港の飲茶売りのオバサンのようです。人手不足もここに極まれり?

この会社の帰り便はパリ→モスクワ間で席に混乱が生じてました。どんな混乱かというと、席がめちゃくちゃだったのです。(後で知ったらそれはいつもの事らしい)
同じグループが離れるくらいは当たり前。
酷いのはいかにも新婚旅行風カップルがめちゃめちゃ離れていた事。
ダンナの方はワタシの隣で、彼女の方は通路を挟んで遥か前方。
彼(フランス人)は物憂げにこっちを見つめ「席を替わった欲しい」と訴えていました。そりゃそうだわな。
変わっても良かったんだけど「離陸してからね」、なんて言っておきながら、なんと寝入ってしまった自分。その前の2日間を殆ど寝てなくてさ…。

次に彼(心で勝手にジャン、と呼んでいた。アメリカのジョンのようにw)が自分を揺さぶった時は機内食。彼はワタシのテーブルを下し、トレイを載せメシの世話をしてくれました。そして半分眠りながら食った後、再び昏睡したので、彼がトレイを片付けてくれました…すまん、ジャン。席を替わってやれなくて。

この飛行機会社はこんな風にめちゃくちゃな事をします。
スリルを味わいたい人向きです。
どうです?夏のバカンスに。
ちなみにGWも飛行機は空いてましたよ……。

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